以前定期的な療育は卒業したと書きましたが...⇒療育終了
実は年中になっても2ヶ月に1回程度、相談という形で療育施設に通っていました。
これについては色々事情があるのですが、誤解を招きそうなので理由は書きません。
私の感じ方だけかもしれませんが、何となくすっぱり辞めるのが難しかったところがあります。
そして年長になった頃、幼稚園からのお手紙に「就学前相談について」と案内が入っていました。
その時は関係ないものと処分したのですが、あとで療育施設で周りの会話を聞いて「もしや我が家あての特別なお手紙だった?」と幼稚園の担任に聞いてみました。
幼稚園には既に他の園児の様子を見に、発達支援の専門家が何度か来ているとのことでした。
念のためムスメの行動も見てもらって「問題なさそう」と確認していると教えてもらいました。
そのうえで「気になることがあるなら相談してみては?先に小学校で先生と話したり見学ができたりするなら損なことはないし、発達に詳しい先生に担任になってもらえたらいいよね。」とのこと。
気になることがない、とは言い切れない私。
だって今までどこへ行くのも送迎していたのに、ムスメひとりで登下校するなんて心配に決まっている。
軽い気持ちで就学前相談の予約を取りました。
結果、とても嫌な気持ちで帰ることになりました。
でも以前にも何度か味わったことがある、何とも言えないモヤモヤした気持ち。
母親の私を怒らせないように、でも支援を受けた方がムスメのためだとやんわり諭されました。
習い事などもムスメの負担になっているのでは?とも。
専門の判定員が幼稚園に出向き判定するそうで、就学先はその方達に判断を委ねることにしました。
一緒に行ったムスメは近くで折り紙を折ったり絵本を読んだり。
支援を申し出てもらうようには見えないはず。
じゃあ、なぜそんなことを言われてしまうのか?
私が「心配だ」と訴えるから。。
私のせいじゃないか。。
テンションだだ下がりの私を気遣って、笑顔を向けてくるムスメに申し訳なくて。
悩んでいた時にとても有難かった支援、だけど疑問に思いながら手続きする事が増えてしまった。
これまでの私の行動がムスメの印象を決めてしまっているのかも。
この日は朝まで一睡もすることができませんでした。
そして役所が開く時間を待って電話、判定の依頼を取り下げました。
とは言え、幼稚園にも小学校へも連絡が行きますよね。
幼稚園では判定される方が訪ねてきたと先生に教えていただきました。
でも「他の子と何ら変わりない」と判断してもらえたようです。
知らなかったけれど、発達が心配な子は他にも数人いたそうです。
小学校での就学前検診でもしっかりチェックされたはずです。
面接では「問題ありません。来年お待ちしています。」と言ってもらえました。
この記事を書いている今、ムスメは9歳。
今のところ勉強や小学校生活で特に困ったことは起きていません。
お勉強は苦手だけど「得意になりたい」という気持ちが強いので頑張っています。
ちょっと難しい女の子同士のお付き合いも、今のところ上手くやれているようです。
時々は相談されたり愚痴を聞いてあげたりと私も協力しています。
5歳の時に受けたWISK-Ⅲという知能検査。
細かいところは書きませんが、全検査IQは平均値以上という結果でした。
思ったよりも点数が良くて安心、そして弱い部分も分かりました。
それが個性や性格で収まるのか、生活していく上で困ることになるのかは、まだわかりません。
きっと年齢とともに点数も変わるだろうし。
でも療育に通ったからこそ、この「ムスメのトリセツ」を手に入れることができたと感謝しています。
この先はどうだろう?
わからないけれど、正直こどもの将来にまったく不安を感じない人なんていないと思うので。
やっぱり悩みながら、今まで通りできる限りのことをしたいと思っています。
ムスメのことを心配していただいてありがとうございました。
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